2013年06月04日

ナショナル レギュラーのメンテ

REGULAR01
荷台と両足スタンドの取り外し、それにボトムブラケットのグリスアップをしました。
REGULAR07

REGULAR14
実用車の荷台と言うと頑丈かと思われるかも知れませんが、意外と華奢で変形しやすい部分(天板部分の横に渡した鉄板が薄い)があります。
REGULAR15
駐輪場で保管してる最中、誰かがこの自転車を動かすのにその華奢な部分を持ったらしく少し変形してします。
購入以来、荷台は使ってませんからこれ以上、悪化させるよりは取り外した方が賢明だろうということで今回、外します。
実用車から荷台を外すと昔の英国車っぽくなります。……なんて言うと人もいますが、それはダイヤモンドフレームの話で、こっちは普通のママチャリっぽくなります。
荷台の枠と支柱は頑丈なので、もしかするとフレームの剛性が落ちるかも知れませんが、その辺りは実際に乗ってみないとわかりません。
REGULAR05
フレームを磨いたらREGULARの文字がちょっとハッキリしました。
REGULAR08

REGULAR16
ゴツい荷台共に実用車のスピリッツと言うべき両足スタンドですが、走行中ガッシャンガッシャンと五月蝿く、手がビリビリするほど振動する困ったちゃんであります。
REGULAR32
もちろん駐輪中は安定度は素晴らしいものがありますけど。荷台も有りませんから無くても大丈夫だろうということで両足スタンドを取り外して郵政スタンドのみにしました。
REGULAR31
郵政スタンドは両足スタンドを装着した状態を前提にしているので、フレームと車軸のナットの間に隙間が出来ます。そこにワッシャーを追加して隙間を埋めてあります。
それと取り付けボルトが長すぎだったので手持ちのM6のボルト(六角レンチで締め付けるヤツ、名前なんでしたっけ?)に取り替えました。
REGULAR04
ここまでは大した作業では有りませんでしたが、次のボトムブラケットのグリスアップはそう簡単には行きません。
REGULAR19
クランクを固定しているコッターピンを外すのが、難しそうで先延ばしにしていたメニューです。ネットでググッて外し方を調べました。C型クランプを使うのがいいみたいです。
REGULAR13
ちなみにコッターピンは精度が低いという話も目にしましたが、レギュラーに関しては特に?が付くようなことはありませんでした。スポーツ車に求められる精度とは違うんでしょうか?
REGULAR02

REGULAR03
まずは後輪ブレーキをフレームに固定しているネジを外して下準備します。バンドブレーキはこうしないと後輪を動かせないのが少々、面倒です。
REGULAR10

REGULAR09
それとブレーキに接続しているロッドも外しました。この辺りは、ワイヤーと違って融通の効かないところです。
REGULAR18

REGULAR20
続けてチェーンカバーの円盤を外しておきます。ネジを外してクランクのところからマイナスドライバーで持ち上げて隙間を作って後は少しずつ引っ張り出します。これは製品によって使用が様々な様で、ネットの情報とは必ずしも一致しないようです。柔らかい鉄板なので壊さないように慎重に作業しました。
REGULAR23

REGULAR24

REGULAR25

REGULAR28
左側のコッターピンはネットで調べたC型クランプを使った方法で何とか外しました。
REGULAR21

REGULAR22
右側は、C型クランプを取っ替え引っ替え3つほど使いましたがいずれも失敗。続いて小型の万力を導入しましたがこれまた失敗に終わりました。安物はまっすぐ締め付けられない&力が入らないの二点が問題です。これからC型クランクを買われる人は、六角レンチで締め付けられるタイプを買われた方がいいと思います。
ただ安物は、締め付けるお皿の部分の遊びが大き過ぎて力が横に逃げて、ピンを曲げてしまうので要注意です。
結局、ハンマーを使って叩き出すはめに。その際、勢い余ってクランクに傷を付けました。ここは冷静にダブルハンマーでやるべきで作業でした。後悔先に立たずです。
REGULAR27
コッターピンは43mmでした。
REGULAR30
コッターピンが抜けたら、クランクを抜くのですがその前にチェーンを外します。
チェーンのクリップコネクターを外してチェーンを取り出してしました。クリップは再利用不可とのことです。
REGULAR17
ボトムブラケットのグリスアップだけなら、チェーンを取り出す必要は無いのですが、今回はボトムブラケットそのものを取り出したかったのでチェーンを撤去する必要がありました。そうしないとチェーンカバーが外せませんので。
REGULAR26
チェーンを取り出してクランクを取り外しました。チェーンリングは44Tでクランクは178mmです。現在では、あまりお目に掛かれない長さです。ちなみに後輪のシングルフリーは20Tなので前が44Tでもスピードは出ません。
チェーンケースのロックリングをケガキを使って外します。回転方向は右ワンと同じ逆ネジです。幸い、軽く叩いただけで回りました。
REGULAR29
カバーをフレームに固定しているネジと後ろにあるスライド式の板を外して、取り外し完了です。
後ろ側のスライド式の板はカバーとの接触部分が良い感じに錆びてました。ここに来るまで2日ほど要してます。ほとんとコッターピンのせいですけど。
REGULAR33
やっとボトムブラケットの分解に入ります。右ワンは、シングルフリーみたいに切り込みが2つ(フリーと違って外側)あるだけで特殊な工具が必要っぽいたたずまいです。ケガキでちょっと叩いてみたけどビクともしません。フックレンチの35mmが使えそうな感じですが、持ちあわせていないので今回はパスします。
単に外すだけなら、ボルトとナットを使って強引に外せるかもしれません。ただ、壊すのも嫌なのでこちらの方法もパスです。
この状態でハンガー芯を回しましたが、なるほどちゃんとしたカップアンドコーンのボトムブラケットはシールドよりスムーズに回るって話も頷けます。いままで弄った中華とは次元が違いました。流石、ナショナルって感じです。
REGULAR35
左ワンはケガキで簡単にロックリングと一緒に外れました。これはこれで焦ります。幸い、大きな力を使わなくても分離出来ました。
ハンガー芯には樹脂製のダストカバーが装着されています。左ワンの形状は右ワンと同じく切り込みが2つあるだけでした。こちらも固着していたらアウトでしたね。
グリスアップをするだけなら右ワンは外さなくてもOKなので、今回はハンガー芯とリテーナーを抜いただけで作業します。
REGULAR34
以前にバラしたハブと違ってこちらは綺麗な状態で内側のサビもありません。ハブはグリスが劣化して固まったり赤錆で汚れていたりとひどい状態でしたから。
REGULAR36
ただグリスはかなり少なくてハンガー芯にはベアリングの跡が付いてました。齧る一歩手前って感じです。経年変化で減ったのか最初からこの量なのかは不明ですが、グリスアップは正解のようです。
リテーナーの古いグリスは、100円ショップで売ってるオイルライター用の燃料で溶かしました。灯油を交換使うのがいいのでしょうが、あいにく手持ちが無いもので。当然、引火性が高いので火気厳禁です。
REGULAR37
ハンガー芯(約)全長 155mm 右(ギヤ)側 50mm 左40mm コッターレスのハンガー芯とは形そのものが違います。N44の刻印があります。
REGULAR38
こちらはMYIBS909の刻印。どちらも意味はわかりません。
バラして綺麗にした所で組み立てます。リテーナーにもワンにもグリスをたっぷりと塗ってハンガー芯を元に戻します。
玉押しの調整をするのにカニ目レンチが必要になりますが、持って無いので、ケガキコンパスで代用しました。ケガキコンパスでワンを押さえてロックリングを締め付けただけですけど。
グリスアップ前とは、グリスの増量分だけ抵抗が増した感じになりました。クランクを足で回す分には誤差の範囲内でしょうか。この辺りは経験不足なので良くわかりません。いつもだとカートリッジ式に交換して「はい終わり!」でしたから。
チェーンカバーも外した順番と逆に取り付けます。外したチェーンを再度、取り付けるのが面倒ですが、2回目なので、前回のような試行錯誤は無しで行けました。最初に紐をチェーンカバーに通してそれからチェーンを引っ張っただけですけどね。
REGULAR06
ついでの細かい作業としては後ろブレーキのロッドの金具がフォークの肩の部分に接触していたので調整しました。深い傷が出来てました。
それとシートクランプのボルトが荷台を外した分だけ露出が大きくなるので、もう少々短いM8のボルトに交換しました。
後は錆びたパーツにホルツのサビ添加剤を塗ったぐらいです。黒くなりますけど、それはそれでいいかなと思います。

組み立てを終えていざ試走しようとしたら、乗って直ぐに後ろからかなり大きな異音が……。
車輪?
確認しても特に車輪に接触しているところはありません。ブレーキを引くと音も止まるので、ブレーキ関係の様です。もう少しチェックすると、どうやらバンドブレーキが引き摺ってる感じがでした。
ブレーキのロッドを戻した時に引き過ぎた状態で固定してしまった様です。ロッドの位置を調整すると異音が消えて良い感じになりました。
ブレーキの調整後にサイクリングロードを少し走りましたが、特に問題はありませんでした。
問題は無い反面、荷台とスタンドで3〜4キロ軽くなったと思いますが、これといった体感できる変化は無いようです。
段差を超えるときの振動も、大きな改善はされませんでした。いくらかマシになったかな?ぐらいの違いです。
郵政スタンドもそれなりに重いのが原因かも知れません。だからと言ってアルミの軽いスポーツ車用に取り替えるのも無理がありそうです。レギューラーは重たいですからね。振動して余計な力が外に逃げるならそれはそれで有りなのかも知れません。
REGULAR39
出来上がりはこんな感じです。
REGULAR40
郵政スタンドは、ゴツいですよね。荷台のない状態で使うのは、オーバースペックかも知れません。

普通のロックリングはこれで。一応、寸法は確認した方がいいでしょうね。

posted by 猫柳まんぼ at 23:41| 自転車